トンネル照明灯具の取付異常を検知するデバイス。
株式会社鷺宮製作所が開発した、振動で発電する「エナジーハーベスタ」を用いることで電源を不要としているのが特長である。
京都大学のインフラ先端技術コンソーシアムにおいて、株式会社構研エンジニアリング、株式会社鷺宮製作所、京都大学、北海道大学と共同で開発された。
プラスチックハンマーなどによりトンネル照明灯具函体を打撃することで振動を与え、取付部異常の有無をLEDランプの点灯で目視確認することが可能。
人による揺すり点検では確認できないトンネル照明器具の取付状態の変化が把握でき、落下につながる異常を未然に検知することができる。
また、異常時に特徴となる固有周波数は複数のチェックポイントを設け、ランク分けしたLEDランプで点灯(点滅)することなどにより従来の施設点検の診断結果(「〇」または「×」)に対して定量的なデータ記録が可能となり、経年変化や劣化の診断支援に活用することができる。
本製品を用いることで、施設点検の精度向上、異常判定支援による効率化が期待できる。
また本製品はトンネル照明灯具に着目して開発されたものだが、今後はさまざまな付属施設などへの適用を進め、付属施設点検のシステム化を目指している。
■お問い合わせ
株式会社建設技術研究所
http://www.ctie.co.jp/
最終更新日:2023-03-22
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