NETIS登録番号:KT-100056-VR
IH(電磁誘導加熱)により舗装を撤去
既設鋼床版橋の延命化工事において、アスファルト舗装撤去にはブレーカーを用いた人力によるはつり工法が一般的で、鋼床版に損傷を与える可能性があり、また作業時に大きな騒音を発生することが課題となっている。
「IH式舗装撤去工法」は、これらの課題を解決するため、電磁誘導加熱コイルにより鋼床版のグースアスファルトとの境界面を60〜90℃に加熱し、アスファルト舗装を剥離・撤去することを容易にしたシステムである。
低騒音・低振動で夜間施工も可能
このシステムにより、修繕の作業効率を上げ、鋼床版の損傷を防ぎ、低騒音・低振動で、粉塵の発生も抑えられる環境に優しい工法である。
具体的には、アスファルト舗装の上面から電磁誘導加熱装置により鋼床版に向けて磁界を発生させると、鋼床版上面に誘導電流(渦電流)が発生する。これにより鋼床版上面が発熱し、アスファルト層下面の接着部が軟化し、鋼床版との接着力が低下する。
接着力が低下した状態のときに舗装境界面に剥離用の特殊バケットを挿入して剥離する仕組みである。
添接部などのはつりが困難な箇所においても鋼床版との接着力を低下させるため、容易に剥離でき、添接部を含む鋼床版を損傷せずに舗装を剥離撤去できる。
IH加熱による温度変化
IH(電磁誘導加熱)装置
施工手順

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