環境配慮型塗膜剥離工法　IH塗膜剥離機（メクレル）｜橋梁補修補強工｜一般社団法人メクレルIH塗膜剥離協議会

NETIS登録番号：KT-210089-A

装置写真（6kW（30A））

施工例

概要

本技術は、誘導加熱の原理を採用したケレン工による塗膜剥離を行う技術である。IH（誘導加熱）により、ワーク（素地＝金属）に過電流を発生させ加熱すると、ワークと塗膜の熱膨張係数の違いでずれが生じる。ワークが冷めると、塗膜とワークの間で層間剥離が起こり、スクレーパーでめくると簡単に塗膜が剥がれる。剥がれた塗膜は掃除が容易で、粉塵の発生もほとんどない。

システム概要

インバータ電源	3相180V～242V 50/60Hz
電力	6kW（30A）
効率	85％以上
冷却装置	オプション：コンプレッサー
重量	電源12.0㎏、コイルヘッド3.0㎏
サイズ	L549×W429×H216㎜

特長

産業廃棄物の発生量を抑制
発生する廃棄物は塗膜のみで、１m²当たりおよそ1㎏（500 μm）の量となる。また、廃棄物は構造物周辺の限定された範囲に落下するため、回収作業が効率的に行える。
作業環境の向上
有害粉塵の発生を極限まで抑制し、作業員の安全を確保できる。また、本体がコンパクトな設計のため、機器の取り回しが容易に行える。
剥離が難しい塗膜に有効
塗膜の厚みが1000μm以上でも有効。従来必要だった、剥離剤塗布後の養生期間がないため、厚みのある塗膜剥離の工期短縮ができる。

装置概要

塗膜剥離のイメージ

高力ボルトなどの塗膜剥離について

高力ボルトの塗膜剥離機
「メクレル＋Ｂ」

鉄塔および橋梁などの添接部の塗装剥離に使用する
IH塗膜剥離機（部類は2種ケレン相当）。

高力ボルト間の塗膜剥離機
「メクレル＋T」

高力ボルト間や通常の剥離機などが届かないコーナー等とともに、
幅の狭いアングルやCチャンネルなどを効率良く剥離するためのIH剥離機。

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最終更新日：2024-10-10