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石積みそのものを作り直す必要もなく、既存の石積みの内部に接着性の高い石積専用充填剤を注入する石積補強の工法。
排水機能を確保したまま、積まれた石を内部から補強するため、既設の崩壊の危険性の高い石積みにも最適である。
狭部でも施工が可能であり表面の仕上りがきれいにできるため、一般住宅や道路、河川や港湾の護岸など、民間・公共工事を問わず石積みの補強工法として多く採用されており、高い評価を得ている。
●特許第5686446号
1.施工性・経済性
従来工法では困難であった家屋が隣接した狭地(1m程度)でも施工できる他、改修などにより石積み上部に家屋がある場合でも施工が可能である。家屋を壊して造り直す必要もないため、工期・工事費を抑えるだけでなく、さまざまな現場に適応が可能である。
2.排水機能
従来の老朽化した石積みの補修工法として、目地をモルタルで塗り直すものがあるが、この補修工法では見た目がきれいになるが、亀裂や膨らみなどの変状が見られる石積みでは補強効果は少ないだけでなく、目地部を塞いだことにより水が抜けなくなり、溜まった水が原因で石積みが崩壊に至ることもある。
本工法は、吸い出し防止機能を有している専用の水抜きシートと発泡固化剤により遮壁層を作り、透水層を確保するだけでなく、背面の水を抜く事ができる構造を作った上で充填材を注入するため、石積みの崩落の原因となる“水”の排出につながり、補強性だけでなく安全性も実現した。
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