管路スクリーニングは、広範囲の管路の劣化状態を大まかに把握するもので、その最大の特長は、従来よりも速く、安価に、緊急な対応を要する異常などを発見できることである。
また、スクリーニングで得た情報から、調査優先順位の検討、清掃の必要な路線の抽出、詳細調査の必要量(費用)の算定が可能となり、維持管理の効率化が図られる。
「KPRO」はそういった管路スクリーニングの目的に特化したカメラシステムであり、効率的に管路の点検を行える。
操縦不要で点検終了後の機器回収も容易、管口カメラの不可視部分である管奥の壁面もしっかりと点検ができる。
※累計調査延長2000km(2021年11月末現在)
1.事前洗浄を省略
スクリーニングでは、わずかな異常を発見することは不要であるため、事前の洗浄を省略することにより、コスト縮減と作業期間の短縮を図る。
2.直視映像の撮影のみ
管内の状況を大まかに把握することが目的であるため、側視機能は搭載しておらず、直視映像のみ録画する。
3.一時停止しない
側視を行わないため、従来のTVカメラのように一時停止することなく、前方のマンホールまで一定速度で走行する。
ただし、管内に障害物があった場合、自動的に発進マンホールに向かってバックする。
4.現場作業の省略
KPROは現場では映像を確認せず、撮影作業のみを実施し、劣化の判定は事務所で行う。
現場での作業を最小限とすることで、日進量の飛躍的な向上を実現した。
基本仕様:緊急度の高い異常の有無の抽出に特化
機器仕様:対象管径に応じて3サイズ用意
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