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「設計・点検・補修 木橋に関する技術支援|その他|一般社団法人木橋技術協会」の資料請求はこちらから
木橋とは、木材を主構造に持つ橋である。
日本は豊かな森林資源に恵まれているため、古くから多くの木橋が架けられてきた。
近年は鋼橋やコンクリート橋が主流となっているものの、木橋は依然として多くの利点を有している。
木材は地域で調達可能な再生可能資源であり、比較的安価かつ施工が容易なため、環境負荷の低減に寄与する素材である。
また、木橋はその自然な風合いと温かみのある外観により、自然景観や歴史的な街並みと調和しやすく、観光資源としての価値も高い。
地域の伝統文化や景観保護の観点からも重要視され、訪れる人々に豊かな地域の魅力を伝える役割を果たしている。
耐久性については木材の特性上、腐朽や劣化のリスクがあるものの、適切な設計と定期的な維持管理、予防保全を行うことで長寿命化が可能である。
これにより、安全かつ持続可能な橋梁として機能し続けることができる。
木橋は木材を主構造とする橋であるため、点検・診断を行うに当たり橋梁点検と木材の双方の専門的な知識が求められる。
そのため、一般社団法人木橋技術協会では、木橋の適切な点検・診断を行う技術者として「木橋診断士」を認定している。
また、2021年より「木橋診断士」に加え「木橋・総合診断士」を新設した。
「木橋・総合診断士」は木橋に加えて鋼橋やコンクリート橋も含む総合的な点検・診断・保全に対応する資格である。
現在両資格とも、国土交通省登録施術者資格となっている。
木橋は、鋼材やコンクリートとは異なる性質を有する材料で構成されているため、橋梁に関する知識および技術に加え、木材に関する専門的な知識と高度な技術を併せ持つことが求められる。
木橋の場合、状況によっては鋼材やコンクリートよりも劣化しやすく、その特長が考慮されない場合、誤った診断や対策がなされる可能性があるためである。
こうした木橋特有の性質に対応するため、一般社団法人木橋技術協会では木橋に関する技術支援および受託で業務支援を行っている。
また、協会主催で講習会、イベントを実施し、技術の 普及や人材育成に努めている。
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最終更新日:2025-09-26