無機吸水系土質改良材 FTマッドキラー工法｜固化材｜株式会社フジタ

NETIS登録番号：（旧）CB-010011-V

①河川での浚渫作業

②FTマッドキラーによる改良

③築堤盛土の施工

概要

FTマッドキラーは、PS（ペーパースラッジ）灰を基材とした吸水性の高い「無機吸水系土質改良材」である。
吸水系であるため「どろどろの土」と混ぜるとすぐに「さらさらの土」に改良できる特長がある。
この「さらさらの土」は、セメント系や石灰系の改良材と比較して㏗を低く抑えることができ、盛土材、基盤材などその利用・活用範囲が広い。

1997年に現場採用以来、主な実績は、国土交通省57件、農林水産省17件、地方自治体476件および民間等329件である（2024年3月現在）。

特長

無機吸水系改良材
材料は無機多孔質で吸水効果を主体とする物理的な改良である。
混合直後に改良効果が発現
養生は必要なく、すぐに所定の強度を発現する。強度確認もすぐにできるため簡単である。
どんな土でもOK
粘性土、砂質土および腐植土など全ての土質に対応可能である。
改良土でも可能である。
環境にやさしい
セメント系や石灰系の改良材と比較してpHを低く抑えることができ、環境への影響は少ない。
再利用しても強度低下しない
処理土を仮置きして、再度本工事に利用してもほとんど強度低下はない。
何回でも改良可能
改良土にも追添加が可能で強度増加が図れる。

適用工事（施工実績）

・河川、水路、湖沼、ダム、ため池、港湾などの浚渫土改良
・泥土圧シールド、推進、杭工事などの排泥改良
・埋設廃棄物土砂、木質混合土砂、津波堆積土砂などの分別作業の前処理
・道路、仮設道路や仮設施工ヤードなどの浅層混合改良

なお、本技術は国土交通省関東地方整備局のテーマ設定型（技術公募）「建設発生土（河川浚渫・掘削土等）を活用した盛土材料（通常堤防・高規格堤防）としての改良技術、無害化技術（不溶化）」に令和 2年6月17日付で選定された。