FRPトラフ｜維持管理｜福井ファイバーテック株式会社

概要

福井ファイバーテックのFRPトラフは、ガラス繊維と熱硬化性樹脂で構成した上下水道向けの製品である。
FRPは耐水性が高く、酸やアルカリに対しても強く、他素材（塩ビ製・鋼製・コンクリート製）のトラフにはない優れた耐久性や対候性、耐寒性を有しており、軽量で高強度である。

また、使用樹脂は一般の汎用樹脂ではなく、より高品質のものを使用しており、特に浄水場向け製品は、水処理施設（沈殿池・ろ過池）に使用するため、日本水道協会規格（JWWA）に対応した浸出性能を有することが同社FRPトラフの特長である。

特長

製造・加工
トラフ本体は、引き抜き成形機で製造することで、低コストで寸法精度の高い製品を提供可能。
またソケットは、ハンドレイによる製作で現地の取り付け状況に対応できる。
トラフへの集水方法は、全越流型や小孔式など自由な設計が可能。
形状寸法
形状寸法は自由な設計が可能であるが、沈殿池向けはW300×H300㎜、ろ過池向けはW500×H400～500㎜が標準となる。
長さは、引抜成形機で製造するため10m以上の製品も可能。
また、トラフの厚みは６～８㎜が標準となる。
製品取り付け
ソケットはコンクリート壁面などにアンカーで固定する構造で、ソケットとトラフ本体はコーキング処理をする。
トラフ本体は、300×300×L5000㎜で約48.6㎏であり、簡単な足場での施工が可能。
耐用年数
耐用年数は約50年で、塩ビ製や鋼製に比べ約３倍と長いことから、経済性に優れる。

対応製品規格

①浄水場用 FRPトラフ	色は水色で、浄水場の設備に馴染む落ち着いた仕上がり。形状・寸法は、各浄水場の配置や既設設備に合わせて自由に設計・製作が可能。
②下水処理場用 FRPトラフ	多種FRP原料にて製作可（耐酸・耐アルカリ強化可能）。形状・寸法は処理場に合わせ自由設計。
③電設用 FRPトラフ	多種FRP原料にて製作可（難燃性強化可能）。形状・寸法は施工構造物に合わせ自由設計。

施工実績

・埼玉県大久保浄水場沈殿池トラフ（2020～2023年：144組、2025年：２組）
・埼玉県荒川右岸下水道事務所沈殿池トラフ（傾斜板付き）2022年

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HP https://www.fft-infra.jp/index.html

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最終更新日：2025-12-25

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