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ホーム > 新製品・業界ニュース > 共通資材・工法 > 「コンクリートスラッジを利用し排ガス中のCO₂を固定化した合成炭酸カルシウムの土木建設材料への適用試験」が滋賀県補助金事業として採択

灰孝小野田レミコン株式会社(本社:京都府京都市下京区、代表取締役:山内 和宏)、出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:木藤俊一)および日本コンクリート工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:塚本 博)が共同で実施する「コンクリートスラッジを利用し排ガス中のCO₂を固定化した合成炭酸カルシウムの土木建設材料への適用試験」が、滋賀県の「令和6年度滋賀県近未来技術等社会実装推進事業補助金事業」に採択された。
3社は合成炭酸カルシウムをコンクリート等の土木建設材料に利用することで、CO₂再資源化技術の社会実装を推進する。
 

 
■概要
出光と日コンは、産業廃棄物に含まれるカルシウムとボイラー等の排ガス中のCO₂を反応させて合成炭カルを製造する技術開発と事業化に向けた取り組みを行っている。
令和5年度には、同補助金事業で日コン100%子会社のNC西日本パイル製造株式会社(本社:兵庫県高砂市、代表取締役社長:小澤 亘弘)の滋賀工場に建設したパイロットプラントにて、合成炭カル製造の実証試験を実施した。
 
今回の補助金事業では、合成炭カルの社会実装に向け、3社で以下の試験を行う。
・コンクリートに使えるかの適用試験
・生コンクリートで使えるかのハンドリング性試験
・地盤改良材に使えるかの適用試験
 
本試験において、灰孝は、自社が製造・販売する生コンクリートおよび検討している地盤改良材に合成炭カルを利用。
出光は、滋賀工場パイロットプラントでの製造の補助を担い、合成炭カルの品質確認のため、サンプルの分析(水分、化学組成等)を行う。
日コンは、滋賀工場パイロットプラントの動作準備を行い、実際に作動させる。
コンクリートスラッジからできた合成炭カルをフィルタープレス、パッキング後、灰孝大津工場への輸送を担う。
 
本試験を通じ、合成炭カルの土木建設材料への適用性を確認し、2026年度の合成炭カルを利用したコンクリートや地盤改良材の社会実装を目指す。
 
 
 
■問い合わせ先
出光興産株式会社
https://www.idemitsu.com/jp/

最終更新日:2024-09-10

 

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