NETIS登録番号:QS-210028-A

お陰盛土

お陰クラッシャラン

一級河川における豪雨災害で効果を示した事例
概要
お陰盛土・お陰クラッシャランは、発電所から排出される石炭灰やバイオマス灰などの燃焼灰をFKGコーポレーションの独自技術で製造した機能性人工石である。
廃棄される燃焼灰をリサイクルし、CO₂を吸収した環境負荷低減の資材である。
お陰石は通常の路床・下層路盤と同様の施工で、軟弱地盤や液状化対策に資するものである。
特長
- 液状化強度が天然石の約6倍
お陰盛土・お陰クラッシャランは締固め85%で、液状化強度0.6以上を示し、天然石と比較して約6倍以上の強度を示した。
同社では液状化強度0.4程度でも十分な対策材と想定していたが、それ以上の強度を有している。
自硬性により施工後も強度が向上し、その強固な地盤で液状化を抑制することができる。
同社が施工した一級河川における豪雨災害では、河川敷に敷かれていた資材の中でお陰石のみが洪水に耐えることができたという事例もある。

液状化強度
- 吸水性は天然材の約4倍
土質試験の自然含水比試験(JISA1203)での含水結果、お陰盛土・お陰クラッシャランは35.3%、天然材は8.2%であり4倍以上の吸水性を示した。
従来であれば作業を中断するような雨天下でも施工を行うことが可能である。
雨天後の水溜まり状態でもお陰石をそのまま投入し通常の締固めで造成が可能である。
- 水質浄化性
懸濁水の浄化、農薬排水、生活排水の除去が挙げられる。
天然材と比較して有色水のろ過効果が高く、土木工事の雨や散水による土砂流出を、特別な流出防止措置をとることなく抑制できる。
- CO₂吸収
製造過程で空気中のCO₂を取り込みながら化学反応し、お陰石1t当たり20㎏のCO₂が吸収されている。
温暖化抑制へ貢献し、温暖化による自然災害の抑制にも寄与する。
取り扱いの利点
- 通常の天然路盤材と同じ施工方法
- 地盤改良の工事人数に比べ、省人員で済む
- お陰盛土の重量は天然材の2/3と軽量
10tダンプでお陰石7㎥を運搬可能
施工実績
- 国土交通省 河川法面工事、高速道路法面工事、排水路新設工事、堤防工事、幹線道路工事、水害復旧工事、歩道防草対策工事
- 宅地造成工事、工業団地造成工事、グラウンド造成工事、農道整備工事

施工事例(下水道工事)

施工事例(造成完了)