地盤改良工
《資材の概要》
地盤改良工とは、建築物やインフラを安定して支えるために、地盤の性質を人工的に強化・安定化する工事。特に軟弱地盤や不均一な土質において、沈下・傾斜・液状化といった構造被害を防ぐため、土木・建築工事の初期段階で実施されることが一般的である。地盤改良工事には、施工場所の土質条件や建物の規模・用途に応じて数多くの工法が存在する。代表的な地盤改良工法としては、以下が挙げられる。
・表層改良工法(SSTなど):比較的浅い地盤に対して、セメント系固化材などを土と混ぜ合わせ、強度を高める方式。駐車場や小規模建築物に多用される。
・深層混合処理工法(DSP・CDM・DSSなど):深い地盤内部に固化材を注入しながら攪拌し、柱状に改良体を形成して支持力を持たせる工法。中~大規模建築や造成地に適用される。
・杭状地盤改良(ECM・RM等):鋼管やセメント系材料を使って地盤に杭状の支持体を形成し、構造物を安定させる工法。高支持力が必要な場所に用いられる。
近年では、ICT(情報化施工)や特殊工法を活用し、作業の精度向上・品質管理・記録の一元化が進んでいる。また、これらの施工は必ず地盤調査・沈下量の予測・支持力の評価などとセットで計画され、一体的な地盤対策設計が重要である。