電子カタログ
「コンテクトWE100工法|補強・補修工|中国塗料株式会社」の資料請求はこちらから
コンクリート構造物の結露、降雨・降雪、護岸河川飛沫などによる湿潤面に直接施工できる工程短縮型コンクリート剥落防止工法であり、無溶剤塗料を使用することにより、人体や環境への負荷を低減する技術である。
従来、湿潤コンクリート面へのエポキシ樹脂塗料の塗布は困難とされていた。
本工法は、無溶剤エポキシ樹脂塗料を2層塗りとしている。
まず、下地にしごき塗りすることにより、被塗面とコンテクトWE間の水を物理的に排除する。
次に、被塗面に対する親和性により水を排除した接触面を形成する(界面活性剤による効果)。
材料の疎水性を活かすため、疎水基と親水基のバランスを考慮した設計とすることで、水中に溶解することなく塗膜を形成する。
標準塗装仕様(防食仕様)と剥落防止仕様(NETIS登録)がある。
剥落防止仕様は標準塗装仕様に特殊繊維を配合したもので、連続繊維シート補強工法に比べ工程を50%短縮でき、資材・労務コストも大幅に縮減可能。
塗装工程のみのため、付属物の周囲や狭隘部、曲面への施工への対応が容易である。
特長
1.環境に優しい無溶剤形エポキシ樹脂塗料である。
2.湿潤面にも施工が可能。
3.繊維シートなどの補強材が不要のため工期短縮が可能。
4.鋼材、亜鉛めっき、ステンレス、FRP、アルミ素材への密着性が優れている。
5.コンクリート面への密着性が高く、ひび割れにも追従し剥落を防ぐ。
6.厳しい環境下で防食性が良好。
標準塗装仕様(防食仕様)
工 程 | 製 品 名 | 目標膜厚 (μm) |
標準使用量 (㎏/㎡) |
塗装方法 | 塗装間隔 (20℃) |
下地処理 | 浮き・剥離したコンクリートを除去し、ワイヤブラシ、サンダー、 サンドブラスト等を用いて下地コンクリートを処理する。 |
||||
1回目 | コンテクトWE100 | 500 | 0.85 | ハケ・ローラー塗りヘラ・コテ塗り | 6時間 ~7日 |
2回目 | コンテクトWE100 | 500 | 0.85 |
剥落防止仕様(NETIS登録)
工 程 | 製 品 名 | 目標膜厚 (μm) |
標準使用量 (㎏/㎡) |
塗装方法 | 塗装間隔 (20℃) |
下地処理 | 浮き・剥離したコンクリートを除去し、ワイヤブラシ、サンダー、 サンドブラスト等を用いて下地コンクリートを処理する。 |
||||
1回目 | コンテクトWE100 特殊繊維入り |
600 | 1 | ヘラ・コテ塗り | 6時間 ~7日 |
2回目 | コンテクトWE100 特殊繊維入り |
600 | 1 |
諸性能表
項 目 | 試験方法 | 評 価 | 測定値 |
付着強度 | JSCE-K 531-2010 | 1.0N/m㎡以上 | 4.0N/m㎡ |
付着強度 (促進耐候性後) 耐アルカリ性 |
JSCE-K 531-2010 JIS K 5600-6-1 |
1.0N/m㎡以上 30日異常がないこと |
2.2N/m㎡ 異常なし |
中性化阻止性 | 30℃、R.H.60%、 CO2 5% |
28日促進、 平均0.0mm |
0.0mm |
酸素透過阻止性 | 製科研式 改良 | 1.5×10-2mg/c㎡・ 日以下 |
0.7×10-2mg /c㎡・日 |
水蒸気透過性 | JIS A 1171 7.1 | 0.03mg/c㎡・日以上 | 0.04mg/c㎡・日 |
水遮断性 | JIS A 1404 改良 | 0.05g以下 | 0.00g |
遮塩性 | JIS K 5400 8.18 引用文献 |
5.0×10-3mg/c㎡・ 日以下 |
0.7×10-3mg /c㎡・日 |
押抜き試験 | JSCE-K 533-2010 | 塗付量:1000g/㎡ 最大荷重 |
0.8kN |
押抜き試験 | JSCE-K 533-2010 | 塗付量:2000g/㎡ 最大荷重 |
3.0kN |
ひび割れ追従性 | JSCE-K 532-2007 | 0スパン試験 (初期) | 1.1mm |
ひび割れ追従性 | JSCE-K 532-2007 | 0スパン試験 (促進耐候性1000時間) |
0.8mm |
ひび割れ追従性 | 鋼道路橋塗装・ 防食便覧 CC-B |
ダンベルでの塗膜伸び率 | 8% |
「コンテクトWE100工法|補強・補修工|中国塗料株式会社」の資料請求はこちらから
最終更新日:2024-06-06