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「K-PRO工法」は、ゴム支承の耐候性を大幅にアップさせるオゾン劣化防止コーティング工法である。
ゴム支承において、過酷な条件下での使用により、オゾンクラックによる損傷が発生しているが、この破損を放置すると、損傷が拡大する可能性も考えられるため、早期の補修が望まれる。
その補修方法の一つとして、被覆ゴムにコーティングする方法があり、耐候性はもちろん、ゴム支承に生じるせん断変形への追随性も兼ね備えた本工法が開発された。
本工法は、(株)川金コアテックで開発した特殊弾性コーティング材(K-Coat-R)を用いたゴムの耐オゾン性を大幅に向上できる画期的な工法である。
また、新設および既設ゴム支承のどちらにも適用可能で、ゴム材料の種類を選ばない。
コーティング被膜の有無、種類に着目した耐オゾン性の比較試験結果(試験概要はJIS K6259に準拠)。
<試験概要および試験結果>
・道路橋支承便覧(H30) 40℃×50pphm×50%伸長 96hでクラックのないこと
コーティングの種類 | コーティングなし | シリコンコーティング | K-Coat-R |
耐オゾン性試験結果 | 24h以内にクラック発生 | 260hで被膜損傷発錆 | 1000h以上で問題なし |
施工例
※コーティング材の評価に着目した実験のため、通常のゴム沓とは異なり、ゴム材料自体には耐オゾン性を与えずに試験を実施。
そのため「コーティングなし」では早期にクラックが発生。
・構造物施工管理要領(NEXCO各社 令和2年7月)
40℃(-30℃)×200pphm×80%伸長×408h
上記試験にて、K-Coat-Rが耐オゾン性を保持している。
実際の製品を用いた変形追随性の試験。
<供試体の様子>
<試験結果>
せん断ひずみ | 70% | 150% | 300% |
繰り返し回数 | 50サイクル | 5サイクル | 5サイクル |
試験結果 | 異常なし | 異常なし | 異常なし |
高速道路会社 | 国土交通省 | 都道府県 | J R | 海 外 |
37 件 | 2 件 | 6 件 | 3 件 | 1 件 |
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最終更新日:2024-09-18