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「非接触の塗膜除去工法 クリーンレーザー工法|道路付属物塗替工|一般社団法人クリーンレーザー工法協会」の資料請求はこちらから
「クリーンレーザー工法」は、高出力のレーザー照射とバキューム吸引により、鋼構造物の塗膜や錆、付着塩分を飛散させることなく除去する工法。
1997年にドイツで開発され、2010年に欧州の環境賞を受賞したことにより世界中のさまざまな産業への導入が進んでいる。
従来工法と比較し、粉塵の飛散や産業廃棄物の発生、騒音などが抑制されることで、経済性・安全性・施工性および作業環境の改善等が図れる。
集光されたレーザーを金属素材表面の有機性対象に照射すると、エネルギー密度の高いレーザーを吸収した汚れやコーティング等は気化される。
レーザーはクリーニングに適切なスポットサイズかつ独自の短パルス発振で照射されるため、母材への熱影響は最小限に抑えることが可能。
気化した汚れは同時にバキュームで吸引され、フィルターを介して処理される。
レーザー照射(黄色)と同時に吸引(青色)ができる独自のヘッド設計により、飛散物のない高効率な回収が可能。
従来工法で下地を処理した場合、塩分などの腐食生成物の残留を避けることは困難である。これに対して、本工法はこうした物質をほぼ除去することができるのが大きな特長である。
本工法は大掛かりな養生を必要としないため、鋼橋の狭い部分や、交通制限を最小限に抑える必要があるケレン作業に適しており、全国各地の鋼橋を中心に採用されている。
国交省3件、県4件、市町村1件 ※2023年10月現在
[主な発注者]国土交通省近畿地方整備局、国土交通省東北地方整備局、滋賀県南部土木事務所、石川県能登市
工法 | 従来工法 | クリーンレーザー工法 |
概要 | 処理対象に研削材を物理的衝撃として与え、旧塗装・錆を除去する | 処理対象にパルスレーザーを照射し、気化させることで旧塗装・錆を除去する |
塩分影響性 | 塩分除去性能は低い | 塩分除去性能は高い |
施工性 | 30㎡ /日程度 | 8㎡ /日程度 4台用いることで左記を上回る |
産業廃棄物 | 大量に排出される(研磨剤・薬剤など) | ほぼ排出されない |
総評 | 設備・制限が多く、環境負荷・労働負荷も高い | 最新技術により環境負荷・労働不可が非常に低い |
本体~オプティクスのケーブルは最長100mまで設定可能で、CL1000本体はトラックの荷台に乗せたまま車上プラントとしての稼働もできる。
主要装置 | サイズ | 重量 | 必要電源 |
CL1000 (高出力モデル) |
約W2700×D875× H1436㎜ ※1 |
約850㎏ ※2 |
200V 三相(35A)発電機(25kVA) |
OSH80用 (ヘッド小型チラー) |
約W200×D350× H360㎜ |
約1.5㎏ | 100V |
集塵機 | 約W365×D680× H740㎜ | 約15~70㎏ | 200V 三相(12A) |
エアー コンプレッサー |
30ℓ | 約10~20㎏ (機種による) |
100V |
※1 両側にヘッド設定時の最大寸法
※2 ファイバー長によって前後する
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最終更新日:2024-05-16