
GEOTETS(ジオテツ)工法
概要
GEOTETS工法は、土留め部材を引き抜くことで生じる地中の空隙に専用の恒久グラウト材を同時充填させ、土留め部材を固化したグラウト材に置き換える工法である。
軟弱地盤や重要構造物に近接した箇所でも安心して引き抜け、長期にわたり地盤沈下などを抑制する。

構造物際での施工
特長
- 近接施工
民家などの重要構造物に近接した箇所では、土留材の残置が多いが、本工法では引抜きによって発生する空隙に対して、予め設置しておいた充填管より、引抜きをしながら同時充填する。
そのため、地盤変位を高度に抑制し、安心して土留材の引抜きが可能である。

民家際での近接施工
- ため池・河川堤防
近年は、大雨による大災害が頻発していることもあり、河川・ため池堤防における土留め工事において、水みちを作らないオンリーワン対策工法として使用実績が増えている。
また、水中での施工も可能な方法である。

ため池・河川堤防での施工
- 土壌汚染対策
土壌汚染対策工事では、工事完了後に2年間の地下水モニタリングが必要で、そのために土留め材を引き抜くことができない。
本工法は、遮水壁の機能を持つため、土留め材を早期に撤去してコストダウンすることも可能である。
- 杭の引抜き
同時充填工法は、開発当初は毎分20~30リットルで充填していたが、現在では最大140リットルの大容量を高速で同時充填できるように進歩した。
この開発成果により、大きな断面の既設杭引抜きにも使用することが可能である。
施工実績
費用削減、事業損失防止、カーボンニュートラル対応で、GEOTETS(ジオテツ)工法の検討、採用が増えている。
国の機関: 194件
自治体・
公共団体: 766件
民 間: 140件
合 計:1,100件
※2025年9月時点