地図+障害物データ(左)と非降雪期画像(右)
MMS_3D点群データの画像化対応を新たに開始
概要
「スマート除雪ナビ」は、GNSS位置計測機能、地図表示&障害物データベース検索、非降雪期画像表示機能を組み合わせた除雪ガイダンスシステムで、既に多くの現場で実践利用されリピート導入も増えている。
あらかじめ登録された障害物に除雪車が接近すると警報を発し、オペレーターに回避動作を促し除雪作業の安全性を高める。
警報は“音声”と画面“赤色化”の2種類で、除雪作業の安全性向上をサポートする。
これまでベテランオペレーターの経験に頼ってきた除雪作業の現場知見をシステム内にデジタルデータ化し活用、残すこともでき、オペレーターの世代交代支援や他地区への臨時応援支援にも有用である。
特長
- 高精度地図とGNSS位置計測により、リアルタイムかつ確実に障害物位置をオペレーターに対し発報。
- 1000点以上の障害物データを登録可能、20種類以上の多彩な警報音声データを収録。
- 大画面で滑らか、多彩な非降雪期画像表示機能(2車線対応、真横画像表示、MMS点群データ画像化表示)(新規)。
- CLASセンチメーター級レシーバー対応開始(新規)。
- 用途と予算に応じ選べる3タイプのGNSSレシーバー。
全タイプ単独測位。
- タッチパネル画面と使いやすい多彩な機能ボタン。
- 月々のランニングコスト”0”。
Ver.2.0新対応機能
- CLAS対応センチメーター級GNSSレシーバー
みちびきCLAS対応レシーバーのオプション提供を開始。
通信契約なしの単独測位で数㎝~20㎝程度と高い位置精度が得られ、前方方向に加えガードレールや縁石などの側方障害物への警報にも実用的な発報が可能となった。
路側に寄せた作業が必要なロータリー除雪機などでも有効であり、納入した現場で高い精度を確認。
従来からのサブメーター級レシーバーも、そのままのソフトで切り替え使用が可能で初期費用の抑制にも配慮。
- MMS_3D点群データを画像利用化、既存MMSデータから障害物データ作成対応開始(スターターパッケージ)
MMS_ 3D点群データを使用した非降雪期画像の作成を開始した。
写真に近いクリアな画像と不要なノイズ低減が可能。
またユーザーが既にMMS点群データなどを所有している場合、そこから必要なデータ作成をするサービスをスターターパッケージとして開始(※MMS_ 3D点群データの内容により対応可能かどうかは要相談)。
これにより除雪路線を新規に計測する費用を抑制し、比較的短期間でデータ準備が可能となる。
2タイプのシステム
- 基本パッケージ:専用ソフト、サブメーター級レシーバー、高耐久タブレットPC、その他装着用ハード、ユーザーの必要とする路線の除雪障害物データ、非降雪期画像作成・搭載を含む一式。
- エコパッケージ:専用ソフトとハード類は基本パッケージと同一。
障害物データ、非降雪期画像計測は含まず、その分初期費用が抑制可能。
障害物データはユーザーが入力して使用。
製品導入のメリット
- 除雪障害物への接触低減により修理費、怪我を抑制。
- ベテランオペレーターの道路知識を経験の少ないオペレーターにデジタルデータとして活用でき、引き継げる。
- 非降雪期画像表示で、夜間・悪天候時の作業安全が向上。
- 作業ログ保存・再生機能により机上で現場を覚えるトレーニングツールとして活用できる。
- 1人乗り除雪や、緊急の応援派遣時の作業を支援可能。