高強度コンクリート矢板｜排水構造物工｜ジオスター株式会社

高強度コンクリート矢板を用いた農業用水路

高強度コンクリート矢板を用いた護岸（河川、調整池）

概要

高強度コンクリート矢板は、本設の土留めとして、水路、道路擁壁、河川護岸など広い用途で可能な高強度コンクリート製の矢板である。
都市下水路、農業排水路、港湾護岸など、防食が必要な環境での使用に加え、暗渠構造物などにも利用できる。
矢板の施工方法は、通常のバイブロ工法から圧入工法、建て込み工法など現場条件に合わせてさまざまな工法に対応している。

特長

１．高強度コンクリート製（コンクリート強度 60N/㎟）。
２．優れた耐久性を備え、災害にも強さを発揮する。
３．防食効果があり、経済的である。
４．周辺構造物との調和や経年の景観性・美観性に優れる。
５．使用用途や設計条件により、いろいろな構造で対応可能。

種類

形状から溝形矢板（ JIS A 5372）、およびプレテンション PC構造の波形矢板（ JIS A 5373）があり、必要な強度、剛性、長さによって選ぶことができる。

施工方法

工法		電動式バイブロハンマ +ジェット併用工法	油圧式バイブロハンマ +ジェット併用工法	圧入工法（サイレントパイラー）	オーガ建て込み工法（SPACE工法）	建て込み工法（ミニウォール工法）
概要		ジェットで地盤を穿孔し、電動式バイブロハンマで打ち込む	ジェットで地盤を穿孔し、電動式バイブロハンマで打ち込む	コンクリート矢板専用サイレントパイラーにて圧入する	オーガで掘削、セメント系硬化材を混合攪拌し、矢板を建て込む	チェーンソー型カッターで掘削、セメント系硬化材を混合攪拌し、矢板を建て込む
打込み可能 N値	砂質土	30以上でも可能（礫、玉石がない場合）	30以上でも可能（礫、玉石がない場合）	30以上でも可能（礫、玉石がない場合）	30以上でも可能	30以上でも可能
打込み可能 N値	粘性土	15程度以下	15程度以下	15程度以下	15以上でも可能	15以上でも可能
特長		施工性が高い	振動・騒音が少ない	振動・騒音が極めて少ない	振動・騒音が極めて少ない	振動・騒音が極めて少ない施工機はコンパクト
設備		給水・排水設備が必要	給水・排水設備が必要	圧入機が小型給水・排水設備が必要	掘削機と建て込みクレーンの 2台必要	掘削機と建て込みクレーンの 2台必要