NETIS登録番号:(旧)KK-110058-VE
従来技術との形状の比較
構造図
概要
「フラットキャップ」は、地山補強工の鉄筋挿入工(ロックボルト工)の地表突出を小さくする頭部定着材。
定着における補強材とのかん合を地中部分で行うことにより、補強材の締付け部の余長が不要となり地表部の突出を抑える。
特長
- 補強後の斜面の景観に影響がなく、安全も確保
表面が飛び出さないため景観がすっきりするほか、歩行者や車両の通行を妨げないため安全性が高い。
また斜面の前面スペースに制約がある場合でも使用することができる。
- 補強斜面の耐久性を向上
突出がないので外部からの損傷を受けにくくなり、落石や車両の衝突で壊れることがない。

壊れやすかった従来キャップと異なり、落石対策と併用しても安全が確保される。
- 道路メンテナンス作業もスムーズ
除雪、草刈りなどの維持管理作業の支障にならない。
- 防錆油ではなく発泡ウレタンで止水処理
オイル流出の心配がないため、水際や水中でも使用可能。
- コストダウンの実現
従来技術と比べシンプルで安価。芯材も10㎝短くなる。
製品仕様
- 芯材は各種メーカー品が使用可能
ネジ節異形棒鋼:D19~D25 自穿孔ボルト:φ28.5
(設計荷重:常時80kN/本・地震時100kN/本以下)
- 補強土工の設計計算には影響しない(フラットキャップを使用しても芯材の規格は変更不要)
- 亜鉛めっきで防食されている(重防食対応タイプもあり)
- 芯材長には定着余長が不要
- 直角±15°の範囲で調整できる
- 頭部は発泡ウレタンを充填
- 部品が少なく取付が簡単
- 施工業者に制限はない
施工例
和歌山県 高野龍神スカイライン
和歌山県 復旧治山工事
佐賀県 六角川
NEXCO中日本 新東名高速道路