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「脱炭素型地盤改良工法 SUSMICS®ーG|地盤改良工|清水建設株式会社/株式会社東洋スタビ」の資料請求はこちらから
「SUSMICS®-G」はセメントやセメント系固化材に加え、溶融スラグとバイオ炭を敷き均した後、機械で混合撹拌して締め固めることで、CO₂排出量を実質ゼロにする脱炭素型地盤改良工法である。
溶融スラグを混合することで、土性を改善し、製造時に多量のCO₂を排出するセメントの使用量を低減する。
併せて、セメント使用量相当のCO₂排出量を、バイオ炭に固定化されたCO₂により埋め合わせることでカーボンニュートラルを実現。
地盤の混合・撹拌は従来どおりの施工方法で行うため、工程や使用機械も変更することなく、既存工法の適用が可能。
溶融スラグは、一般廃棄物を約1,300℃以上の高温で溶融したものを冷却し、固化させた砂状の物質。
使用するバイオ炭は、オガ粉を炭化したオガ炭を粉砕したもの。
木材に含まれる炭素をバイオ炭として土壌に閉じ込める。
小田急電鉄㈱から受注した鶴川駅改良工事(東京都町田市)で、クレーン据え付け箇所の地耐力確保を目的とした浅層地盤改良工事の一部に適用した。
本工法は㈱東洋スタビと共同開発したもので、改良対象土に土性改善効果のある溶融スラグとCO₂貯留効果のあるバイオ炭を混合することで、施工のカーボンニュートラル化を実現している。
溶融スラグの混合により使用量を抑制したセメント由来のCO₂排出量をバイオ炭による炭素貯留で埋め合わせ、施工時CO₂排出量を実質ゼロにすることが可能である。
適用対象は当該地盤改良工事の施工面積約1,900㎡のうち約60㎡であるが、他の施工エリアにも溶融スラグを活用した混合処理工法を適用しており、エリア全体で約43tのCO₂排出削減を実現している。
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最終更新日:2025-09-26