NETIS登録番号:QS-180038-VE
施工イメージ図
概要
「パワーブレンダー工法」は、原位置土とセメント系固化材などの改良材をトレンチャ式撹拌混合機(以下「トレンチャ」と称する)にて、撹拌混合土を施工に望ましい流動値で鉛直方向に撹拌混合しながら、水平に連続掘進させることにより、互層地盤であっても改良範囲全域において均質な改良体の造成を可能とする地盤改良工法である。
「パワーブレンダー工法(横行施工)」とは、トレンチャに角度変換機能付撹拌機を装着することで、従来、施工できなかった任意角度による横行走行連続施工が可能となり、近接箇所や狭隘な箇所での施工性が向上し適用範囲が拡大した。
特長
- 深度13m程度までの地盤改良
改良深度別に望ましいテーブルフロー値を定め、施工中のトレンチャへの負荷抵抗を低減することで13m程度までの改良が可能である。
- 高品質・低コストの改良体造成
互層地盤であっても全層鉛直撹拌により均質化が図りやすく、強度差を抑えた改良体の造成が行える。
また、施工効率が高く、日当たり施工量が多いことから工期短縮を図ることが可能である。
- 機動性
改造型バックホウがベースマシンであるため、機動性に優れ、狭小スペースや上空制限下での施工や傾斜地への対応も可能である。
- 近接施工
改良域の全層を鉛直方向に撹拌するため、改良材吐出圧が上部へ開放される。
そのため、周辺地盤に与える影響が軽微である。
- 信頼度の高い施工
改良深度や圧力、チェーン速度、チェーン累計移動距離、トレンチャの鉛直精度を運転席でモニタリングできる施工管理装置を用いることで、信頼度の高い施工管理が可能である。
またICT活用工事の対象となっている。
パワーブレンダー工法その他の方式
・スラリー噴射方式(NETIS 登録:(旧)CB‐980012‐VE)・・・改良深度13m以下
・粉体噴射方式 (NETIS 登録:(旧)CB‐980019‐V)・・・・改良深度6m以下
・地表散布方式 (NETIS 登録:(旧)CB‐980022‐V)・・・・改良深度3m以下