NETIS登録番号:QS-190004-A

ICT技術を活用した施工事例

3つのICT技術
概要
崩壊した斜面を復旧させる「法面工事」では、斜面の崩壊形態や地質の特性などを同時に把握し、ベストな施工方法を判断する「専門的な技術」が必要となる。
法面工での共通課題を、法面に特化したICT技術を駆使し、情報共有や課題解決策を提案し、安全・効率的な現場管理を実現する。
法面に特化した3つのICT技術
- 法面に特化した「UAV測量」
法面に特化した計測方法で、着工前測量の「危ない・怖い」を解消し、専門技術者が素早く・安全にドローンで測量。
UAV測量のメリット
・危険だった斜面上への標定点の設置が必要ないため、安全・安心である。
・難易度の高い法面でも高精度を実現。横断図が欲しい場所・方向で作成できる。机上での出来形確認も可能。
・掘削シミュレーションや数量予測が可能。ビューアデータの活用で、打合せがスムーズである。
- 法面に特化した「3次元設計データ作成」
設計の「分かりにくい・計画しにくい」を3次元データで解決。
「面での管理」が可能になり、従来のように現場で悩むことがなくなる。
3次元設計データ作成のメリット
・難しいデータは専門技術者が作成するため安心。
・イメージ共有で、図面ではイメージできない仕上がりを、 3Dデータで確認。「すりつけ、取り合い」も事前に調整。
・3D対応の測量機器との併用で、「チェック測量」が簡単に。複雑な座標計算も不要である。
- 管理が簡単になる「ICT法面掘削機」
法面を掘削するだけだった法面掘削機を、ICT対応機にアップグレード。丁張りに依存しない効率改善を実現。
ICT法面掘削機のメリット
・丁張りに依存せず、掘削中のチェック測量は数日に1回で済むため、掘削中の現場管理を大幅に低減できる。
・丁張り管理が困難でも、3D設計どおりを目指して掘削。土砂の削り過ぎを防止し、周辺環境対策に最適。
・3D設計データを確認しながら掘削。掘削機本来の能力を発揮することで作業効率の向上が見込める。
・現場管理方法がシンプルで、次世代の担い手育成にも効果的。熟練工における人材不足の悩みの解消につながる。

3Dシミュレーションを活用した出来形確認
施工事例