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高強度ネットによる斜面・のり面崩壊防止対策 パワーネット工法|エコ・パワーネット工法会

建設技術審査証明(砂防技術)第1401号

石垣積の補強工
石垣積の補強工
パワーネット工法による斜面崩壊対策
長大のり面への施工事例
長大のり面への施工事例

 

概要

素線強度(1,770N/㎟)を誇る高強度ネットとネイル(異形棒鋼)とを組み合わせた、柔構造の斜面安定工法である。
高強度ネットの力学的な特性を十分に発揮させることにより、安全でかつ短い工期で斜面の安定を図ることができる。
高強度ネットには、強度と屈撓性(くっとうせい)の異なる2種類のネットTECCO(テコ)ネットと、SPIDER(スパイダー)S3ネットがある。
 
 

特長

  1. 斜面安定機能としくみ
    ・不安定な斜面表層を、構造上たわみ性のある高強度ネットで覆うため斜面凹凸など地盤形状に追従して密着させ、これをネイルによって固定するので、地盤と一体化ができる。
    ・ネイル部プレートを介して高強度ネットを強く斜面表面へ押し付けるため、不安定な表層は設置した初期段階から安定化する。
    ・全体的なすべりはネイルと高強度ネットの構造、また、さまざま原因が関連するネイル間の中抜けすべりに対してはネット自体が抵抗し、すべりを防止する。
    ・特徴の異なる2種類のネットがあるため、斜面表層の地盤材料、凹凸など多様性のある斜面に対応することができる。
  2. 性能について
    ・主要構造が柔構造のため、地震や寒冷地における地盤隆起など、地山の歪に追従性が高く、構造は影響を受けにくいので、変状することが少ない。
    ・主材料が工場製品であるため、現場での品質管理が容易で、均質で安定した施工ができ、寒冷地や冬季施工などにおいて気候条件の制約が殆どなく、緊急な対応が必要な際は、有効な工法である。
    ・作業工種が少なく気象の制約も受けないので、従来工法に比較し工期が短縮できる。
    ・コンクリート構造の保護工に比較して使用材料から算出したCO₂排出量が極めて少なく、(材料換算で従来工法の1/6~1/9程度)環境負荷が少ない工法である。

 
 

基本構造

  1. ネイル頭部のナットによりスパイクプレートに締付け力を付加することで,ネイルとその周辺部の高強度ネットから不安定な表層へ押し付ける力を与える。
  2. 上記の押し付け力により,表層の緩みの進展が抑制され表層の安定性が向上する。
  3. 多数のネイルによって,すべり土塊は不動地山へ固定される。
  4. ネイル間における土砂の中抜け現象を高強度ネットの引張り抵抗により防止し,地山全体の安定が確保できる。

 
 

標準施工フロー

標準施工フロー
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