製品情報
融雪剤散布地域や沿岸部など、塩害地域の鋼構造物で表面が発錆している場合、その錆びには塩分が含まれ、いわば塩錆びが鋼の表面へ食い込んでいる状態である。1種ケレン後、次工程の塗装や金属溶射を行う前に、鋼表面へ残存する塩分量は50㎎/㎡以下まで除去する必要がある。従来の乾式ブラストだけでは塩分の除去は難しく、水洗いを併用して除去する。本技術は、独自開発した気化水溶性防錆剤をこの洗浄水へ添加することで、塩分除去のほか、水洗い後に発生する鋼表面の戻り錆びを抑制し、戻り錆びを除去する仕上げブラストを省略出来る。また、気化水溶性防錆剤が添加された水は蒸発が早く、鋼表面は早く乾き、水洗浄後の塗装や金属溶射への移行時間を短縮できる。本工法の気化水溶性防錆剤は、NETIS登録№CB-190010-A「湿粒化研削材によるミストブラスト工法」、通称「F砂S工法」の供給水へ添加することで、最大の相乗効果を生む。
最終更新日:2025-11-10
更新日:2025年12月19日 集権期間:2025年10月1日~2025年12月18日 ※当サイトの各ページの閲覧回数を元に算出したランキングです。
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