NETIS登録番号:(旧)CB-100057-VE
ジャパン・レジリエンス・アワード
(強靭化大賞)2019 優秀賞受賞
仮設吹付工実施状況
本施工実施状況
概要
仮設ECOバインド工法とは、砂防堰堤造成時の背面等、表面侵食による落石が発生しやすい斜面に対して、本施工時の安全を確保するために、短期的に斜面保護を図る工法である。
- 早期に固化し、細粒土砂の流出を抑制することで、落石の可能性が高い斜面の支持部の保護を図り、安全性を向上することができる。
- 変状が発生すると亀裂や割れが目視でき、危険予知がしやすくなる。
- セメントに比べ、アルカリ性が低く、溶出する塩基も少ないことから、アルカリ・塩類障害が発生しにくい。よって植生工(植生基材吹付工)との併用も可能。
特長
- 斜面を強固に固める
固化剤:骨材比が1:9と貧配合であるが、斜面を強固に固め土壌硬度は25mm以上。ただし、貧配合のため斜面変調には亀裂が発生しやすく、危険箇所を可視化できる。
- 通気・通水性が高い
固化する際に多孔質となるため通気・通水性が高く、湧水箇所を可視化できる。
- ラス金網不要
斜面上部より直接吹き固めながら施工できるため、施工時も安全である。
- 環境負荷が少ない
固化剤や固化物から溶出する成分が低く、環境基準以下。多孔質で保水性が高く、溶出成分が少ないことから植生工との合併が可能。
- 施工は簡単
固化剤が変わるのみで、施工方法や施工機器構成はモルタル吹付工と同様。
仮設ECOバインド工法イメージ図
①砂防堰堤や土留工等では、表面侵食による落石が発生しやすい斜面を背に作業を実施しなければならない場合がある。
②このような場合、事前に仮設ECOバインド工法を実施することで、背面の安全性を向上させることが可能。
③これにより背面の 侵食は抑制され、本施工を安全に安心して施工できる。