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「客土注入マット工 バイオ・オーガニック工法|法面緑化工|日本特殊緑化協会」の資料請求はこちらから
植物が無土壌の岩石地や堅い地盤の上で生育するには、厚みのある生育基盤層を必要とする。
それが斜面の場合、植生基盤材を吹き付けるだけでは、降雨・浸透水により流亡しやすく、凍結・融解の激しいところでは滑落もみられ、安定した植物基盤となりにくい。
また、岩盤上に、人為的に有機物を多量に含んだ土壌を固定しておくと、微生物は自然界に無限にある水と空気によって活発に増殖を行いながら、岩盤表面を長期的に少しずつ分解し土壌化。
特に、有機物は岩盤の小さな亀裂に浸透し、微生物はさらに活発に活動する範囲を拡げ、植物にとって根の発育の場となる。
法面における緑化の基本は、人為的に造成した植生基盤層を長期的に安定させ、周辺植物の自然侵入を容易にし、自然の回復を早めることにある。
本工法は、法面上に耐久性のある特殊袋状マット(ソウケンフォーム)を布設、アンカーピンで固定後、その中に種子および植物の永続性を考慮した特殊有機質資材(ソウケンオーガⅠ・Ⅱ)と特殊生育基盤材(オーガニック用土)を水と混合し、客土注入機械にて袋状マットに圧送・注入。
これにより、浸食作用を受けない注入基盤(生育基盤層)が造成され、土砂から岩盤までの無土壌地・急な斜面にも長期間安定した法面保護を可能とし、自然の回復を促進する。
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最終更新日:2024-06-12