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客土注入マット工 バイオ・オーガニック工法|法面緑化工|日本特殊緑化協会

NETIS登録番号:(旧)CG-980020-V
基盤材注入状況
基盤材注入状況
施工図
施工図

 

概要

植物が無土壌の岩石地や堅い地盤の上で生育するには、厚みのある生育基盤層を必要とする。
それが斜面の場合、植生基盤材を吹き付けるだけでは、降雨・浸透水により流亡しやすく、凍結・融解の激しいところでは滑落もみられ、安定した植物基盤となりにくい。
 
また、岩盤上に、人為的に有機物を多量に含んだ土壌を固定しておくと、微生物は自然界に無限にある水と空気によって活発に増殖を行いながら、岩盤表面を長期的に少しずつ分解し土壌化。
特に、有機物は岩盤の小さな亀裂に浸透し、微生物はさらに活発に活動する範囲を拡げ、植物にとって根の発育の場となる。
 
法面における緑化の基本は、人為的に造成した植生基盤層を長期的に安定させ、周辺植物の自然侵入を容易にし、自然の回復を早めることにある。
 
本工法は、法面上に耐久性のある特殊袋状マット(ソウケンフォーム)を布設、アンカーピンで固定後、その中に種子および植物の永続性を考慮した特殊有機質資材(ソウケンオーガⅠ・Ⅱ)と特殊生育基盤材(オーガニック用土)を水と混合し、客土注入機械にて袋状マットに圧送・注入。
これにより、浸食作用を受けない注入基盤(生育基盤層)が造成され、土砂から岩盤までの無土壌地・急な斜面にも長期間安定した法面保護を可能とし、自然の回復を促進する。
 
 

特長

  1. 植生基盤はソウケンフォームに注入後、降雨、凍上凍結によるエロージョンや融雪水、湧水による流失がない。
  2. 注入後は連続した植生基盤層として法面を覆い、小落石やエロージョンを防ぐことから、法面全般の耐久性が向上する。
  3. 勾配は一般に植生の可能範囲といわれる1:0.3まで緑化可能。
    凹凸の激しい法面、無土壌地、亀裂の少ない岩盤の緑化も可能。
  4. 軽量で扱いやすく、法面での作業性や安全性に優れている。
  5. 法面の形状に合わせ簡単に加工できるため、法面上の樹木を伐採せずに施工することが可能。
    また、施工後、ソウケンフォームに穴を開けて樹木や草花のポット苗を植栽することも可能である。
  6. 注入した植生基盤は土と多量の有機物、微生物を含んだ堆肥、有機質肥料からなるため、自然のサイクル(森林における食物連鎖など)が法面上で進み、木本類による永続緑化が望める。
  7. 浸食を受けない植生基盤層を設けることで、周辺植物の自然侵入が容易になり、自然回復が促進される。
バイオ・オーガニック工法の回復イメージ
バイオ・オーガニック工法の回復イメージ

 
 

施工方法

ソウケンフォーム布設状況
ソウケンフォーム布設状況
 
基盤材投入状況
基盤材投入状況
アンカーピン打設状況
アンカーピン打設状況
 
基盤材注入状況
基盤材注入状況
 

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HP http://www.jsra-web.com/

最終更新日:2024-06-12

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