S・MIX工法NETIS 登録番号:QS-240010-A/KS-EGG-SE工法NETIS登録番号:KTK-180001-A
S・MIX工法施工状況(全景)
S・MIX工法掘削・撹拌翼先端
S・MIX工法改良杭(杭頭部)
硬質地盤・低変位に対応した深層混合処理工法
- S・MIX工法
本工法は、深層混合処理工法におけるスラリー相対撹拌工法であり、外翼と内翼との相対撹拌により、バラツキのない高品質な改良体を造成することが可能。
鉛直翼の内側に山形補強材(△部)を採用し、外翼鉛直翼を強化するとともに先端の掘削爪も強化したことで、中間層など硬い地盤(N値50程度の層厚2mまでの砂質土)が介在しても削孔を可能にした。
外翼鉛直翼が原地盤との縁切り効果を生じさせ、外翼の内側にある△部が回転することで、中心部に圧力を集中させ、余剰圧力をロッドに沿って上方へと促すことで周辺地盤への変位を低減させる。
無振動低騒音式地盤改良工法
- KS-EGG-SE工法
本工法は、市街地および構造物近傍において地盤中に締固め砂杭を作る無振動低騒音式の地盤改良工法であり、特殊形状の掘削・拡径ヘッドと電動オーガーにより静的にケーシングの貫入を行い、掘削土の積極的な側方への押し付け、さらに改良杭の拡径締固めを行うことが可能。
周面摩擦を低減する特殊形状の掘削・拡径ヘッドを採用することで、硬い地盤(N値30程度あるいはN値25未満の連続層)が介在しても貫入が可能。
地盤改良工法に対応したICT技術
●KS-S・MIX工法(スラリー相対撹拌工法)
●KS-EGG-SE工法(無振動・低騒音工法/静的締固め砂杭工法)
- ICT技術対応
地中を改良する地盤改良工事は改良状況を可視化することができないため、ICT 技術(情報通信技術)を活用し可視化することで、高品質・高精度・迅速と信頼性の高い地盤改良工法の提供を可能にした。
地盤改良施工機に施工管理装置(位置誘導システム・施工管理システム)を搭載し、施工位置・施工情報を施工履歴データとしてクラウドに保存し、トレーサビリティーや可視化・出来形・品質管理を可能とした
- 位置誘導システム
従来は施工杭の位置を明示するため杭芯測量を行っていたが、位置誘導システムを用いることで不要となった。
また進捗状況が施工管理装置に反映されるため、同じ杭を施工するなどのミスを防ぎ、確実に施工位置に誘導することができる。
- リアルタイム管理
現場内LANを設置することで、施工情報(移動状況・施工位置・施工状況)をタブレット端末などでリアルタイムに確認できる。
これまでは必要に応じて施工管理者が運転席モニターを施工中に目視し確認していたが、施工機に近づくことなく安全に施工情報を確認することができる。
- 確実な施工手順
施工位置移動から施工まで、オペレーターがワンモニターで行うことができるようになり、施工管理装置からのガイダンスに従い正確な施工手順での作業が可能となった。
位置誘導システムモニター
2D進捗管理・3D出来形管理