止水剤・止水材とは
<資材の概要>
水の浸入を防ぐために使用される資材。ボックスカルバート等の漏水防止や土留工や締切工に使用する鋼矢板の接続部、シールド工法のテールシール部等、用途・使用箇所により、セメント系止水剤やウレタン系止水剤等、様々な種類がある。
<資材の特徴>
1.止水セメント
コンクリート構造物の漏水箇所を止水する急結セメント。水を加えて練り混ぜ、硬化直前に漏水箇所に押し当てることにより、止水を行う。コンクリートやモルタルへの接着性に優れ、鉄筋等の金属を腐食させない。
2.鋼矢板用止水剤
鋼矢板の継手部に塗布し乾燥後、水に浸漬すると膨張を始める。鋼矢板継手部の間隙を埋め、止水が必要となる土留工や締切工等に使用される。
3.テールシール部用止水剤
シールド掘削機のテールシール部からの水及び裏込注入剤の浸入防止を目的に使用され、外水圧に対する止水性及び耐久性を有する。