舗装用平板とは
<資材の概要>
コンクリート平板舗装は、普通コンクリートで製造した一般的な普通平板や、表面を顔料で着色したカラー平板、表面を石のように仕上げた擬石平板、露出する面を洗い出して仕上げた洗い出し平板、大理石、花崗岩等の砕石を研ぎ出したテラゾー平板などがある。
平板の一般的な寸法は、30~40cm角、厚さ6cm。種々のものを組み合わせることにより、変化に富む舗装面を形成できる。また、ポーラスコンクリートを使用して平板に透水性を持たせたもの、保水材混入や微細な空隙の多孔質体とすることなどにより保水性を付与したものも開発されている。
平板舗装はコンクリート剛性舗装構造の分類に属し、基本的にインターロッキングブロック等のたわみ性舗装とは構造的に異なり、適正な施工を行うことによって不陸などの発生による変形が起こりにくく施工時の平たん性を長く保ち耐久性のあるバリアフリー歩行空間を実現することができる。
平板の品質はJIS A 5371「プレキャスト無筋コンクリート製品 付属書B」に示される品質基準以上とし、同規格以外の平板寸法品においても、同規格の他の品質基準を準用している。