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ホーム > 建設情報クリップ > 積算資料 > 積算資料速報レポート > 【積算資料速報レポート】主要資材の価格動向 建設資材価格指数が2カ月連続で最高値 ~石油製品急騰も先行きは一転下落気配~
積算資料2023年10月号(9月20日発売)速報(2023年9月15日発表)

建設資材価格指数(全国)の推移

積算資料10月号掲載予定の建設資材価格指数(全国・8月調査に基づき算出)は前月に引き続き上昇し、2カ月連続で過去最高を更新した。
前月から土木指数が1.7ポイント、建築指数が0.2ポイント上昇した結果、建築・土木総合では151.5となり、前月を0.8ポイント上回った。
 
品種別では生コンクリートやコンクリート二次製品の市況上昇が指数全体を押し上げた。
これは、原材料となるセメントが全国的に一段高となったことで、原材料コスト増分の価格転嫁が進んだことによるもの。
一方、普通鋼鋼材や木材は全国的に軟調に推移。
荷動き低調で需要は夏枯れの様相が強く、流通側の売り急ぎが散見される。
特に鋼材では、続落している異形棒鋼に加え、これまで横ばい基調だったH形鋼も8月調査では約3年振りに下落局面となった。
軟調な鋼材市況は今後、指数推移の重しとなりそうで、建設資材価格指数は先行き横ばいから下落基調で推移する公算が大きい。
 
詳細な市況は、【市況・価格推移】をご参照ください。

 
設資材価格指数(全国)の推移
 
 
 

都市別建設資材価格指数

建設資材価格指数(建築・土木総合)の前月からの動きを主要7都市で見ると、8月調査で生コンクリートが上昇した仙台、広島、福岡が前月比プラス。
一方、普通鋼鋼材の下落の影響が大きかった東京、名古屋、大阪が前月比マイナス。札幌は横ばいだった。地区によって傾向が分かれたが、大阪・関西万博関連需要が控える大阪地区は依然として高い水準で推移している。
 
.都市別建設資材価格指数
 
 
 

【速報】積算資料10月号(9月調査) 主要資材の価格動向(東京地区)

最新の9月調査では、東京地区生コン協組の値上げが浸透した生コンが一段高となった。
東京地区で生コンが上昇するのは昨年11月調査以来で、過去最高値を更新した。
また、石油製品は、原油高と円安による元売卸価格上昇を背景に流通業者が販価引き上げを進め、軽油、ガソリンとも大幅続伸となった。
しかし、燃料油価格激変緩和補助金の拡大・延長が決定されたことで、足元の卸値は今後大幅に下落することが予想され、先行きは一転して弱含みに転じる見込み。
当会ではデジタル物価版9月下旬号(9/21発行)で最新市況を公表予定。注目されたい。
 

品名/規格 単位 価格 前月比
(変動率)
先行き
異形棒鋼
SD295 D16 ②
114,000円 -1,000円
(-0.87%)
H形鋼
200×100×5.5×8mm SS400②
121,000円 -1,000円
(-0.82%)
鉄スクラップ
H2
41,000円 0円
(±0%)
セメント
普通ポルトランド(バラ)
15,800円 0円
(±0%)
生コンクリート
21-18-20 東京17区
m3 19,900円 +1,700円
(+9.34%)
再生クラッシャラン
40~0mm・東京17区
m3 1,200円 0円
(±0%)
コンクリート型枠用合板
無塗装品ラワン 12×900×1800mm
1,870円 0円
(±0%)
杉正角材(KD)
3.0m×10.5×10.5㎝ 特1等
m3 80,000円 0円
(±0%)
軽油
ローリー渡し
KL 135,000円 +3,500円
(+2.66%)
ガソリン
スタンド渡し レギュラー
L 168円 +8円
(+5.00%)
再生加熱アスファルト混合物
再生密粒度(13)
9,500円 0円
(±0%)
ビル用アルミサッシ
引違い窓 70mm 1400×1200mm
16,100円 0円
(±0%)
板ガラス(フロート板ガラス)
FL5 5mm 2.18㎡以下 特寸
m2 2,300円 0円
(±0%)
CVケーブル
600V 3心38mm2
1,785円 0円
(±0%)
硬質ポリ塩化ビニル管
一般管(VP) 呼び径50mm
1,640円 0円
(±0%)

 
 
印刷用PDFはこちら。
一般財団法人 経済調査会 オフィシャルサイトへリンクします。

 
 

本速報内容に関するお問い合わせ先
  • 価格指数について:経済調査研究所 TEL.03-5777-8212
  • 資材価格について:土木第一部 TEL.03-5777-8215

最終更新日:2023-09-15

 

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