立坑兼用マンホールとは
<資材の概要>
マンホールは、管渠の点検、掃除、換気等を目的とし、管渠の起点、方向や勾配、方向、管径の変化する個所及び段差の生じる個所ならびに管渠の会合する個所や、長い直線部の中間点に設けられるものである。通常のマンホールの設置は、鋼矢板などで土留めを行い掘削し、マンホールを設置するが、立坑兼用マンホールは、マンホール自身が土留壁の機能を有し、通常の立坑構築のための作業スペース等を必要とせず、仮設費の低減等が図られる。
<資材の種類・規格>
プレキャストマンホール部材を回転させ刃先を直接地盤に圧入し、内部の土砂を掘削排出しながら施工をおこなうMMホールや、自硬性滑材(滑材)を注入し、沈設を行うPMP-Ⅱなどの製品がある。
<資材の特徴>
立坑構築とマンホールの設置を兼用できるため工期の短縮が図れる。
部材の1ピースごとが軽量であるため、小型クレーンによる施工が可能である。
工事占有面積が小さいため、現場スペースに制限がある場合に有効である。
<業界・団体>
沈設立坑協会
MMホール協会